フォト
無料ブログはココログ

最近のトラックバック

« 留魂録 その3 | トップページ | オーボエの名曲~モーツァルトを語る 第11弾 »

2007年2月21日 (水)

楊家将

2_1 1北方謙三「楊家将」を読んだ。時代は、唐が滅んだ後の五代十国時代の後半、宋(北宋)が統一を図らんとしていた頃である。中原に拠った宗が呉越を下し、乱立していた小国のうち残っているのは北漢のみ。しかしこの北漢には、楊業率いる楊家軍あり。楊業は音に聞こえた名将であり、7人の息子たちもそれぞれに一流の武将である。「楊家将演義」前半ををもとに描かれたこの小説は、実にさわやかであった。続編がでているらしい(血涙)が、こちらも是非読みたい。北漢から宋へ帰順し、外様ながら死を賭して闘う楊家軍には、思わず感動してしまう。印象的なのはなんといっても戦闘シーンの躍動感溢れる描写である。騎馬隊のスピード感がまるで映像のように伝わってくる。人物の個性も見事に表現している。敵でありながら、一個の英雄として描かれている「白き狼」こと耶律休哥<ヤリツキュウカ>は、クールでカッコいい。遼の皇后「蕭太后」も有る意味英雄の力量があり、かの則天武后のようだ。戦闘で死んでゆく息子達も、それぞれ個性的だ。あっといううまに読み終えていた。第38回吉川英治賞に輝いている。おすすめの一冊だ。

« 留魂録 その3 | トップページ | オーボエの名曲~モーツァルトを語る 第11弾 »

北方謙三」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/149080/5697851

この記事へのトラックバック一覧です: 楊家将:

« 留魂録 その3 | トップページ | オーボエの名曲~モーツァルトを語る 第11弾 »