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2007年3月31日 (土)

名将 大谷刑部

Photo_3 南原幹雄「名将 大谷刑部」を読んだ。刑部は関が原の合戦で、石田三成との友誼により西軍方で孤軍奮闘したとして有名だ。しかし、人物像といえば、癩病くらいであまり知られていない。ただ友誼だけで男は闘えるのか。興味があったので手にした。すでに視力を失っての関が原での闘将ぶりは、幾度も目にするが、本書では刑部の仁将・知将ぶりに光を当てている点がおもしろい。そして常に、官僚として秀吉に仕え、秀吉に「100万の兵を率いさせたい」とまで言われた武将でありながら、一度も武勇を鳴らすことがなかった刑部が、散り際に選んだ一大決戦。みごとその闘将ぶりを世に知らしめ死んでゆく姿は圧巻だ。刑部の辞世の句は「契りあらば 六の巷に まてしばし おくれ先立つ 事はありとも」である。約束したから先に死んでも後だとしても六道で待ち合わせようという意味。刑部らしい句である。ちなみに、刑部の娘は、かの真田雪村の正室である。

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