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2007年10月15日 (月)

島津奔る

Shimazuha1 Shimazuha2

池宮彰一郎「島津奔る」を読む。数年前、上巻のみを購入。読み終えて、下巻を買おうとするが、どこの書店にも置いていない。なんと盗作で回収されていたのだ。関が原の戦いの描写が、司馬遼太郎の「関が原」に似ているというのだ。おかげで途中で終っていた。先月、お客様の事務所へ訪問した折に、書棚で見つけ、事情を話し貸してもらった。感謝である。下巻は一気に読み終えた。主役は、島津義弘。関が原の敗戦直後に、適中突破を秘め、家康本陣を目指しわずか600名にて激走し、家康の目の前で方向転換し逃亡するシーンは迫力そのものだった。

「では言う。後へ退るのは愚である。相手の意表を衝く。前に突き進む」
 一同は,呑まれたように聞き入った。
「薩摩島津の退却は,前に進むことしかない。内府の本陣の前を突っ切って,烏頭坂を降る」
「そん後は……?」
「後は,出たとこ勝負じゃ」

この激走が島津百年の計を決した。

しかしこの本で私が一番面白かったのは、官僚然とした石田光成の描き方だった。官僚はいつの時代も、危機管理能力、大局観に欠け、後手に回った時の対応力がないものである。

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