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2007年12月20日 (木)

珍妃の井戸

Photo 浅田次郎「珍妃の井戸」を読み終えた。芥川龍之介の小説に「藪の中」というのがある。ご存知、黒澤明監督の「羅生門」の下敷きとなった小説だ。「藪の中」というの言葉は、この小説から今では真相がはっきりしない事を表現する言葉として残っている。さて「藪の中」では検非遺使に問われたる木こりをはじめ死霊も含め7人の証言者が登場し、殺人事件の経緯を話すが、皆言い分が食い違っており、結局のところ真相は有耶無耶のままという物語だ。「珍妃の井戸」は、まさにこの芥川のミステリー構成を模して作られている。証言者7人までもが同数である。

列強諸国に蹂躙され荒廃した清朝末期。かの西太后の命により井戸に放り込まれたとされる光諸帝の寵妃「珍妃」。彼女は、真に一体誰れに殺されたのか?食い違う証言の数々。登場人物は歴史上の有名人。どれも説得力がありおもしろい。しかし真相は・・・・・。

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