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2009年1月

2009年1月24日 (土)

王道の樹

Photo_2 小前 亮著「王道の樹」を読む。

あの三国志の時代が終わり、統一国家 晋も衰亡の道を辿っていた戦乱が続く四世紀の中国。未だかつてなかった民族融和の大志を掲げ、中国統一にもっとも近づいた前秦の皇帝・符堅と臥竜の軍師・王猛を描く。符堅は、殺戮と復讐が繰り返される五胡十六国時代の中国で、民族融和の壮図に挑んだ不世出の名君である。中国には、本当に歴史に埋もれていはいるが、すぐれた人物が多くいる。文庫本派の自分であるが、たまらずハードカバーを手にしてしまった。

2009年1月10日 (土)

北條龍虎伝

Photo 海道龍一朗著「北條龍虎伝」を読む。

伊豆、相模の両国を治め、さらに武蔵国を攻略する北條氏。いま、その根城・河越城は、関東の諸勢力八万五千の大軍に囲まれていた。城を守るのは、焔虎の異名をとる猛将・北條綱成だったが、味方はわずかに三千。北條家三代目の惣領として氷龍と仰がれる北條氏康は、これを救うのか、見捨てるのか。氏康、綱成の絆と北條氏を関八州の覇者へと導いた乾坤一擲の戦いが始まる。

なぜ伊勢氏が、北條家を継いだのか?
なぜ北條家が、鶴岡八幡宮を再建したのか? 本書を読んでよくわかった。また、関東における二人の公方の関係なども詳しく書かれている。ここは、小説としてはかったるい部分なのだが・・・。

物語は若き日の氏康と妹婿綱成の絆、塚原卜伝や風間小太郎との出会いなどを織り交ぜながら史上に名高い「河越夜戦」へと再び戻ってゆく。これはまさに、名君と謳われた氏康の青春小説というべきものだろう。あっという間に読み終えた。

2009年1月 2日 (金)

蒼穹の昴

1 浅田次郎「蒼穹の昴」文庫本1巻~4巻を読む。

中国清朝末期、貧しき糞拾いの少年・春児(チュンル)は、占い師の予言を信じ、科挙の試験を受ける幼なじみの兄貴分・文秀(ウェンシウ)に従って都へ上った。都で袂を分かち、それぞれの志を胸に歩み始めた2人を待ち受ける宿命の覇道。

あまり触れることのない清朝の有り様、科挙の過酷さ、宦官の実態、満州旗人の出自など詳細さを極め、登場人物の個性を余すとことなく表現している名作だと感じた。列強進出の中、落日を迎える清王朝のもがき苦しみと同時に西太后の隠された一面を、ドラマを見るがごとき、アリアリと思い浮かばせてくれる。

一人の主人公「梁文秀」は言う。

僕らのなすべきことは、決して施しであってはならなかった。日照りの夏はともに涙を涸(か)らし、凍えた大地の上をともに転げ回ることこそ、彼らの中から選ばれた政治家の使命なのだということに、僕はついぞ気付かなかった。

どこかの国の政治家と官僚に聞かせてやりたい言葉だ。

運命を信じて、はたまた運命に抗いながら、歴史のうねりの中で、それぞれの人物がそれぞれに自分の存在を確かめるべく、何かを背負って生きている。運命を自ら切りひらいた者だけが手にすることができる蒼穹の昴なのだ。

本書は、如何に強く生きるかということの大切さを教えてくれているのではないだろうか。

ぜひぜひ ご一読を!

2009年1月 1日 (木)

丑年

あけましておめでとうございます。

歳男もあっという間に終わり、いよいよ四苦八苦の49歳へ向かう「丑年」を迎えた。昨年の未曾有の金融危機。今年は如何なる激動となるのか末恐ろしい気がする。丑の「ブル」に免じて、株式相場も回復してれないかと願うばかりだ。今年は、どこも会社人として平時ではなく有事だという心構えで臨まなくてはならないだろうと思う。人事を尽くして天命を待つ!

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