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2009年3月 1日 (日)

大君の通貨

Photo佐藤雅美「大君の通貨」を読む。新田次郎賞を受賞した歴史経済長篇小説だ。

我々が、歴史の教科書でしか知らないハリス・オルコックの裏の一面をするどく裁くもので、非常におもしろかった。本書は、幕末時代のペーリーの来航の後、日本が開港した際に扱われる金および銀貨の交換に際しての米国および英国と幕府とのやりとりが中心となっている。つまり日本の通貨と欧米の通貨との交換レートに関する交渉やその基本的論拠、さらには当時の幕府の財政悪化などが説明されており、外国為替の仕組みを理解するのに役に立つ。また、本書は幕末の歴史の裏側で、通貨交換による一外交官の欲と無知が財政の破綻を生み出し、維新への拍車をかけた事実を教えてくれる。是非ご一読を!

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