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2010年11月20日 (土)

信長もの 2冊

Photo                    Photo_3今週は、信長もの2冊を読破。1冊目は、辻邦生著「安土往還記」。book争乱渦巻く戦国時代、宣教師を送りとどけるために渡来した外国の船員を語り手とし、争乱のさ中にあって、純粋にこの世の道理を求め、自己に課した掟に一貫して忠実であろうとする“尾張の大殿(シニョーレ)”織田信長の心と行動を描く。ゆたかな想像力と抑制のきいたストイックな文体で信長一代の栄華を鮮やかに定着させ、生の高貴さを追究した作品である。貪欲なまでの好奇心。これこそが信長を支えた。そして徹底的に自分が定めた掟を守ろうとする孤独な魂を抱く者として描く。

2冊目は、宇月原清明著「信長 あるいは戴冠せるアンドロギュヌス」。book1930年、ベルリン滞在中のアントナン・アルトーの前に現れた日本人青年は、ローマ皇帝ヘリオガバルスと信長の意外なつながりを彼に説いた。ふたりはともに暗黒の太陽神の申し子である。そして口伝によれば、信長は両性具有であった、と…。ナチ台頭期のベルリンと戦国時代の日本を舞台に、伝承に語られた信長の謎が次々と解き明かされて行く。第11回日本ファンタジーノベル大賞受賞作。 これぞ、宇月原氏の世界。何せ信長は、両性具有者(アンドロギュヌス)。歴史物ではなく、独自の世界を構築してつづられるファンタジージャンルであろうか。アマテラス・スサノオを対として考え受け継ぐ。霊石の存在。福井の織田剣神社。そして、ローマ帝国の皇帝 少年ヘリオガバルスと織田信長を結びつけ、それをもって織田信長という人物を解析する奇怪さ。太陽神の申し子とは。安土城の秘密。この怪しの世界を堪能してください。


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