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2011年6月18日 (土)

義経になった男 1-4

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日経新聞にでかでかと広告。すぐさま読み始める。平谷美樹著「義経になった男」読了。あっという間のおもしろさ。

book嘉応二年(一一七〇年)。朝廷が行った強制移住で近江国に生まれ育った蝦夷のシレトコロは、まだ見ぬ本当の故郷――奥羽――を想っていた。十三歳の春のこと、三条の橘司信高と名乗る男があらわれ、シレトコロは奥羽に連れて行かれる・・・・・・。それは、後の源義経の影武者とするためだった。一方、鞍馬山の牛若は、「あなた様は、源氏のお血筋。平家を打倒し、天下に名をはせるお人」という言葉によって剣術の稽古を続けていた。そして〈遮那王〉と名乗ることとなった十六歳の牛若は、奥州平泉に向かう決意をする。壮大なるスケールで、新しい義経を描ききった、歴史小説の金字塔! 

我が国、No1の悲劇のヒーローといえば義経。「判官びいき」という言葉すら生み出した、日本人のもっとも心情を受け入れやすい人物。であるからして、いくつもの伝説はあるものの、その人物像を根底から覆す着想は至難の業である。お見事!!これぞ小説。流れるような虚構の世界。個性のおもしろさ。ラストは・・うん?と思わせる物足りなさがあるが、傑作といえるのでは。是非ご一読を!

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