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2013年1月13日 (日)

新ナポレオン奇譚

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G.K.チェスタトン著「新ナポレオン奇譚」を読む。

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1904年に発表されたチェスタトンのデビュー長編小説、初の文庫化。

1984年、ロンドン。人々は民主主義を捨て、籤引きで専制君主を選ぶようになっていた―選ばれた国王は「古き中世都市の誇りを復活」させるべく、市ごとに城壁を築き、衛兵を配備。国王の思いつきに人々は嫌々ながら従う。だが、誇りを胸に故郷の土地買収に武力で抵抗する男が現れ、ロンドンは戦場と化す…幻想的なユーモアの中に人間の本質をえぐり出す傑作。

民主主義をやめ、官僚の中からくじ引きによって専制君主を選ぶことになった理由が、“民衆は皆愚かだから、誰がやっても同じだ”というところがすごいです。

世の中は進歩し、より良い方向へ向かうという考え方が一般的だった20世紀初頭の西欧諸国の人々に対する皮肉でしょう。

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