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2013年5月19日 (日)

パルテノン

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柳広司著「パルテノン」を読む。

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古代ギリシア黄金期をダイナミックに俯瞰! ペルシア戦争で勝利をおさめ、民主制とパルテノン神殿の完成によって、 アテナイが栄華を極めた紀元前五世紀。都市国家(ポリス)の未来に希望を託し、 究極の美を追究した市民の情熱と欲望を活写する表題作「パルテノン」ほか、 「巫女」「テミストクレス案」の三編を収録。『ジョーカー・ゲーム』で ブレイク前夜に刊行、著者の「原点」として位置づけるべき意欲作、待望の文庫化!

彼の筆は、臨場感があって良かったです。人間模様も確実にこちらに伝わってきます。お見事!!
印象に残った言葉があります。
冒頭にニコラスという老人の話。
「そりゃ 世界の人々が今、ギリシャをどう見てるかは知っているさ。みんなギリシャには何もない。ギリシャはもう終わってしまった国だと思っている。しかし な・・・」「・・・ギリシャには、全てあったし、それは今もある。ギリシャ人は2500年前にあまりにも先に進みすぎた。すべてを経験してししまったから、いまは寝転がって他の世界が追いつくのを待っているんだ。」「たとえば、あのパルテノン神殿がそうだ・・・世界中のどの国だって。あれより美しい建物なんて存在しない。・・・・・デモクラシー? アメリカがもっともらしく掲げているデモクラシーも、自由も、オリンピックも・・ギリシャで(2500年前)完成したもんを猿まねしているだけさ」
うーん。おもしろい。ギリシャ人からしてみたら、人類は2500年間なにも進歩していないのだ。だから、今は追いつくの待っている。明快。

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