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北方謙三

2014年4月26日 (土)

史記 武帝紀 七

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北方健三著「史記 武帝紀 七巻」読み終えました。最終巻です。

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前漢の中国。老いを自覚する武帝・劉徹は、漠然とした不安を抱いていた。宮中に蔓延る巫蠱の噂。その嫌疑をかけられた皇太子は、謀反の末、自死を遂げる。国内の混乱をよそに、匈奴との最後の戦いが迫っていた。敗北を続ける将軍・李広利は、その命を賭け、敵将の首を執拗に狙う。一方、匈奴に降り右校王となった李陵は、故国への想いを断ち切るかのように最後の戦いに向かう。亡き父の遺志を継ぎ、『太史公書』を書き上げる司馬遷。そして極寒の地に生きる蘇武は、友と永遠の絆を紡ぐ――。北方版『史記 武帝紀』感涙の完結。

武帝はもちろん李陵や蘇武、桑弘羊、司馬遷のそれぞれの「生」の意味と「死」の受け入れ方が明確に描かれていきます。水滸伝に見られる壮絶な漢(おとこ)の生き様ではなく、淡々と自己の身に起きた運命を受け入れ、その中で「どう生き続けていくか」を淡々と考える姿もまた漢(おとこ)の在り様なんだと思わせてくれます。

「岳飛伝」早めの文庫本化を期待しております。

2013年11月 7日 (木)

史記 武帝紀4

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北方健三著「史記 武帝紀4」読み終えました。

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前漢の中国。匈奴より河南を奪還し、さらに西域へ勢力を伸ばそうと目論む武帝・劉徹は、その矢先に雀去病を突然の病で失う。喪失感から、心に闇を抱える劉徹。一方、そんな天子の下、若き才が芽吹く。泰山封禅に参列できず憤死した父の遺志を継ぐ司馬遷。名将・李広の孫にして、大将軍の衛青がその才を認めるほどの逞しい成長を見せる李陵。そして、李陵の友・蘇武は文官となり、劉徹より賜りし短剣を胸に匈奴へ向かう―。北方版『史記』、激動の第四巻。

2013年8月31日 (土)

史記 武帝紀三

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北方謙三著「史記 武帝紀三」完読。

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武帝・劉徹の下、奴僕同然の身から大将軍へと昇りつめた衛青の活躍により、漢軍は河南の地に跋扈する匈奴を放逐する。さらに、その甥にあたる若き霍去病の猛攻で、匈奴に壊滅的な打を与えるのだった。一方、虎視眈々と反攻の期を待つ、匈奴の武将・頭屠。漢飛将軍と称えられながら、悲運に抗いきれぬ李広。英傑去りしとき、新たなる武才の輝きが増す―――。北方版『史記』、風雲の第三巻。

やっと李陵が登場しました。後半の主人公であるのは間違いない。これからが楽しみです。

2013年6月28日 (金)

史記 武帝紀ニ

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北方謙三著「史記 武帝紀ニ」3ヶ月ぶりにが発売された。早速1日で読み終える。

book中国前漢の時代。若き武帝「劉徹」は、匈奴の脅威に対し、侵攻することで活路を見出そうとしていた。

成果を挙げ、その武才を揮う衛青は、騎馬隊を率いて匈奴を撃ち破り、念願の河南を奪環することに成功する。
一方、劉徹の命で西域を旅する張騫は、匈奴の地で囚われの身になっていた―――。
若き眼差しで国を旅する司馬遷。
そして、類希なる武才で頭角を現わす霍去病。
激動の時代が今、動きはじめる。北方版『史記』、待望の第二巻。
武帝の前半戦が続きます。まだ名君と呼ぶにふさわしい時代に武帝です。いよいよ、司馬遷が登場。中島敦「李陵」へと話は展開していくのは何巻まで待てばいいのでしょうか。二巻も、衛青の活躍に終始。そして、霍去病の素質が現れはじめる時代です。早く三巻が読みたい。

2013年4月27日 (土)

史記 武帝紀一

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北方謙三著「史記 武帝紀一」文庫本化。やっぱり我慢できずにすぐに買ってしまいました。そしてすぐに読破。「風の王国」同様、次巻を2ヶ月待たねば・・・・

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匈奴の侵攻に脅かされた前漢の時代。武帝劉徹の寵愛を受ける衛子夫の弟・衛青は、大長公主(先帝の姉)の嫉妬により、屋敷に拉致され、拷問を受けていた。脱出の機会を窺っていた衛青は、仲間の助けを得て、巧みな作戦で八十人の兵をかわし、その場を切り抜けるのだった。後日、屋敷からの脱出を帝に認められた衛青は、軍人として生きる道を与えられる。奴僕として生きてきた男に訪れた千載一遇の機会。匈奴との熾烈な戦いを宿命づけられた男は、時代に新たな風を起こす。

史記を取り上げるのに、最後の本紀 第12巻 孝武本紀からですか。さすが、北方先生。司馬遷の時代をどう描き出すのか楽しみです。
そもそも、武帝といえば中島敦の「李陵」を思いだしますが、「衛青・張騫」ときましたか。これまた男の描き方が楽しみです。

2011年12月17日 (土)

北方謙三 三国志1-13巻再読中

月初のゴルフ合宿でお小遣いを使いすぎたので、倹約のため本代をうかしたい。よって只今北方謙三の三国志 全13巻再読中。現在9巻目。北方三国志の人物像で面白いのは、なんといっても張飛。呂布・馬超もなるほどという描き方。そして孟達。こいつが鍵を握る重要人物として、またその有り様を誰よりも浮き彫りにしているところは必見だ。赤兎馬のように怒涛で読み進もう!!

2011年7月 2日 (土)

杖下に死す/独り群せず

PhotoPhoto_2先週から、北方謙三続けて4冊続けて読んでしまいました。そういえば、とうとう「楊令伝」文庫本でました。待ち切れずに単行で読んでしまいましたが。さて、今回のこの二冊は、同じ主人公です。「杖下に死す」は、米の買い占めにより困窮する大坂の民たち。幕府お庭番の家系につらなる剣の遣い手 光武利之が、大塩一党の動きと幕府の策謀をあばき出す。胸奥を揺さぶる男の友情、幕末前夜を描く歴史物語。「独り群せず」は、大塩の乱から二十余年。剣を揮う手に庖丁をもちかえ、既に船場の料亭「三願」からも隠居を決め込んだ利之。乱世の相は商都・大坂にも顕われ始め、時代の奔流が、穏やかに暮らす利之を放ってはおかなかった…。信念に基づき命を賭す男たち。『杖下に死す』の続編となる歴史長編である。

主人公の光武利之と大塩平八郎の息子格之助の友情と利之の生き様はだけでなく、利之の妻となる「お勢」の凛とした強さにも惹かれる。「独り・・」で登場する土方は、「黒龍の柩」にない部分が描かれており、おもしろい。

やはり北方の歴史物は個性が際立っているところが最高なのだろう。


2011年6月26日 (日)

絶海にあらず 上・下

12久しぶりに北方謙三著に戻る。やはりおもしろい。本書は、承平・天慶の乱の首謀者として将門とともにその名を知られる瀬戸内の「海賊」藤原純友を主人公として、己の生きる道をみつけ国のありようを考えようとする姿を描いています。
book京都・勧学院別曹の主、藤原純友。坂東への旅で若き日の平将門との邂逅を経て、伊予の地に赴任する。かの地で待っていたのは、藤原北家の私欲のために生活の手段を奪われ、海賊とされた海の民であった。「藤原一族のはぐれ者」は己の生きる場所を海と定め、律令の世に牙を剥く!渾身の歴史巨篇。

北方水滸伝の原点のような書です。是非ご一読を。


2010年12月31日 (金)

楊令伝13.14.15

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しばらく置いていた「楊令伝」13.14.15巻読破しました。これにて完結。北方水滸伝から数えて34巻+1。しかしまだまだ、続く見たいです。そういう終わり方ですから。「岳飛伝」として・・・。しかしそれにしてもこんな最後だとは????読んでいない方のために何も書きませんが。個人的には、期待が大きかっただけに少し不満です。14巻からは、しょうがなく梁山泊の好漢達を死に追いやるしかなかったのだろうか。ただ、生を終わらせるだけの、とってつけた死が痛ましくもある。まあこれだけ多くの人物がいるのだから仕方ない面もあるが。しかし、やはり読み物としては最高におもしろかったです。

2009年7月30日 (木)

楊令伝

001a 北方謙三著 「水滸伝」の続編である「楊令伝」 第10巻目読み終える。2ヶ月で1巻の発売だから、読み始めて早1年8ヶ月が過ぎ去ろうとしている。10巻で終るといわれていたが、全くその気配はない。水滸伝も19巻までいった。はたして「楊令伝」は何巻まで続くのやら。

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